もうすぐ結婚して5年を迎えます。息子も今年の誕生日で5歳になります。そう言うと「あれ?結婚期間と子どもの年が一緒?もしかして…」と思われそうなので、子どもができてから知り合った人には、基本的に結婚期間は言いません。まあ、そんな話題にもならないですが。今回はそんな私の妊娠から結婚までの葛藤を吐き出そうかと…デキ婚を受け付けない人はそっとここでページを閉じてください。結構、赤裸々な話だということもご了承頂ける方だけお読みください。若人よ、避妊具は付けたらおわりじゃないぞ!外すまでが避妊だ。

え?なんでないの?

避妊具がない

はい。妊娠したくなければ、性交渉の際に避妊具は必須のアイテムです。さて、できちゃった結婚というと、「避妊してなかったんでしょ?」みたいな無言の言葉が聞こえてきます。いや、声を大にして言いたい。避妊しててもできるときはできます。そもそも妊娠を望まないなら結婚前に性交渉なんてするもんじゃないんですよね。避妊に100%なんてないですから。

ええ、避妊に失敗しましたとも。破れたんなら、なんとなく怒りの矛先は避妊具メーカーに行くのですが、我々の場合、外れちゃってたもんでね。

そう、つけ方が甘かった。しかも、外れてるのに気づかないという鈍感さ。うけるよね。笑えるよね。いや、笑えないよ。

終わった瞬間に、「あれ?どこにいったの?」ってなったんですよ。もう、血の気が引くってこのことですね。急いでお風呂にいって、指突っ込んで探したら出てきました。

まさに先日ご紹介したこの映画と同じ状況であります↓

そしたらびっくり。2つ出てきたんですよ。そう、もう1つは先週の分。

すごいよね。こんなことあんの???って感じ。その日だけなら、「そういうこともあるよね、あはは」って流せたと思うんだけど(いや、そんな軽い話ではないんだけれども)、2回連続ともなると、「つけ方知らんのか!!!」って怒りがふつふつわいてきます。とはいえ、旦那(このときはまだ彼氏だったけど)も落ち込んでるし、追い打ちをかけるようなことは言えんな…と思い、その言葉はぐっと飲みこみ、「明日病院行けばきっと何とかなるよ」って言ってなぐさめました。

いや、私がなぐさめてほしかったんだけどね。泣きたいくらい不安だったけどね。もう、ヤツ(旦那)が捨てられた犬みたいな顔してるから、もういいやって思ったのです。

で、次の日病院にいったんだけど、先生が言うんですよ。「あ~排卵してるね~」って。とりあえず、アフターピルを出してもらったけど、アフターピルも100%じゃないからね。なんとなく「あ~きっと妊娠するんだろうな~」なんてぼんやり考えては「いやいやいや、ないないない!」と打ち消す自分。焦りとか、不安とか、後悔とかいろんな気持ちがごちゃまぜ。

そんな状態で診察室から出ると、待合室で待ってるヤツ(旦那)が携帯いじってるわけですよ。もう、ここから一気にヤツへの愛情がさめていく。言うことなすこと、すべてが気に入らない。

なんで私ばっかり…なんで携帯なんていじってられんのよ…そんなネガティブな暗~い感情が心を覆っていくんです。

しかも、私その次の日から実家に帰る予定になっていて、本当に辛い思いをしました。何が大変って、アフターピルってホルモンを急激に変化させて妊娠させないようにするらしいんですけど、ホルモンが急激に変わるってことは、副作用もあるんですよ。私の場合は、ものすごい吐き気と頭痛、眠気だったんですが、そんな状態でバスでの帰省は無理と判断し、バスはキャンセル(もちろんお金は戻ってこない)して新幹線で帰省。

副作用はつらいし、妊娠したんじゃないかという不安もあるしで、帰省中はずっとうわのそら。母親と話をしながら「もし、妊娠していたら私はどんな顔をして、このことを伝えるんだろう」とか「妊娠してたら、母は来年の今頃はおばあちゃんじゃん」とか…いろいろ考えちゃうんですよね。まあ、それは現実になるわけなのですが。

妊娠を望まない人への教訓!

  • 避妊は100%じゃない!避妊具つけたら、最後まで気を抜かないようにしましょう
  • アフターピルも飲めば絶対大丈夫というわけではないので、アフターピルありきで避妊しないのはやめましょう

まあ、私は良い年齢でしたし、自立していたからいいですが、中学生や高校生、大学生には本当に気を付けてほしい。もちろん、避妊することは大前提だし、それも100%じゃない。意外と、私たちのように避妊具外れちゃったって人多いらしいしね(病院の先生曰く)。

そして、無駄に知識があると「アフターピル飲めば生でしても大丈夫だよ~」なんて人がたまにいるけど、そんなん嘘だからね!アフターピル飲んでも、妊娠する人は妊娠しますよ。

これはきっと生理の前兆だ…そうであってくれ

整理がこない

ということで、アフターピルを飲んだものの、そこからは「生理はくるか?今日か?いや、明日か?」っていう焦りや不安を抱えながら、毎日仕事に行く私。辺にプライドの高い私は、こんなこと恥ずかしくて相談できない…と一人でモンモンとしていました。

幸か不幸か、私の生理周期は乱れたことがなく、ほぼほぼ28日周期でやってくるんですが、その日になってもやってこない。でも、妊娠検査薬は生理予定日の1週間後からしか使えないから、そこから1週間、お腹や背中が少しでも痛めば、「生理か?ついにきたか?」とトイレに駆け込む毎日。

でも、なんだかいつもと様子が違うんですよ。胸が異様に張っているきがする…「いやいや、気のせいだよ。いつも生理のとき少しは胸が張るし…」と否定するも、今思えば、この時点である程度自覚していたんですよね。あとは決定的な宣告を待つのみといった感じでした。

仕事は?親には?どうすんだ私!!!

避妊失敗

待ちきれずに、生理予定日から1週間後ではなく、それよりも1日早くフライングで検査したのですが、妊娠検査薬にはくっきりと印が…心臓がバクバクでした。本当にバクバク。ドクドク。全身が心臓になったみたいに。

そして何度も説明書を見ました。「本当にこれが陽性?あってる?」って。そして、スマホ片手に検索するんですよ。「妊娠検査薬 ハズレ」「妊娠検査薬 誤り」「妊娠検査薬 確率」とか。まったく往生際が悪いとお思いでしょうが、それだけ重い事実。

「私の体のなかに、もしかしたら別の命があるの?え、ていうか仕事どうするん?めっちゃ忙しいし今。え、ていうか結婚してないのに、妊娠しましたとか上司にいうのん?無理無理無理」

そう、結婚前の妊娠は想像以上にショッキングな出来事でした。実は、うちの両親離婚しているんですが、私が二十歳の時にうちの父はできちゃった再婚してるんですね。ははは、血筋ですかね。父親は再婚したことも、子どもができたことも連絡をよこさず、生まれたその日に電話をかけてきて、「今日から弟が増えたよ。」とあっけらかんと言うのです。「え?あ、そう…おめでとう。名前は?」みたいな平静を装ってましたが、心ん中では「何しとんじゃ、この色ボケ親父が~!!!ていうか、嫁が30歳ってどういうことじゃ!生まれた弟より嫁のほうが私と年近いやんけ!!」って罵りまくってたんですが、きっと父もバツが悪かったんでしょうね。

今ならその気持ち良く分かる。うん、いい歳で「できちゃった」なんて言えないよ、ほんと。親はまだいいけど、会社になんて言えばいいの?社会人としてどうなの?ダメでしょ…ていうか、ヤツ(旦那)は同じ会社やし!もう、いろいろ無理。

どうにかしたいけど、どうにもできない。病院行くまで確定ではないけど、ほぼ確定。こうしている間にも、新しい命は育っていく…なんだか生命の神秘というよりも、得たいのしれないものに飲み込まれていくような、なんとも言えない感情が押し寄せてきました。

とりあえず病院いこ

病院で妊娠検査

アフターピルを処方してもらったその日から、私はあからさまにヤツ(旦那)を避けていて、妊娠検査薬の結果もできれば連絡したくなかったのです。「でも、知らせんことにはな~。いちおうヤツの遺伝子だしな~」と、のろのろとスマホをとり、なかば義務のように電話をかけました。

「妊娠検査薬、陽性だった。今週末病院でみてもらう。」と事務連絡かなんかのように伝えると、「おれも行っていい?」と言う旦那。結婚前の妊娠なんて、逃げ出せるものなら逃げ出したいと思う男は多いわけで、そんななかこうやって真剣に向き合ってくれる男なんて珍しいんだから、喜ぶべきなんだろうけど、なんだか心につかえたものがあって、会いたくない。

その心につかえたものは、結構長いこと私の心に居座り続けて、私たち二人の関係に暗いものを落とすことになるのです。

それでも、一人で行くのは心細いし、付いてきてくれるんならそれはそれで助かる…と思い、久しぶりの待ち合わせをして、いざ病院へ。まあ、そのときはそのときで、ちょっと抜けている旦那はいろいろやらかしてくれて、「もう、なんなのこの人!ありえない!!こんな肝心なときに…」と愛想もつきかけたんだけど…その話はまた今度。

病院の待合室は外の喧騒が届かないせいか、ゆったりとした時間が流れていて、自分の名前が呼ばれるまでの時間が途方もなく長く感じるのと同時に、「このまま呼ばれなければいいのに」という往生際の悪さが時折顔をだす。私は産むんだろうか…有給とって中絶したらなかったことにできるかな…ヤツとも別れて、なにもなかったように。いや、なかったことにはできないよな。そんな簡単なもんじゃないよな。どうしよう。ほんとどうしよう。

 

胎児

いざ、自分の番になって、診察台に乗ると、会社の子宮がん検診と同じようにカチャカチャっと器具が入る感じがあり、あっという間に終了。隣の診察室にいくと「おめでとうございます。」と先生。「あ、そうか、おめでとうか」と、それまで不穏な出来事としか思っていなかった私の心とはチグハグな言葉にぽかんとしていると、先生が白黒の写真をだして、「これが赤ちゃんですね」とちいさな点をさして言うのです。

それを見た瞬間、涙があふれてきて、私の中では「あ、私はきっと産むな」という確信のような、決意のようなものが生まれました。中絶するならどうしたらいいか聞くつもりだったはずが、私の口から出ていたのは、「検診とかって、どうすればいいんですか?」だったのです。

結婚なんて無理無理無理

結婚は無理

産むか産まないかの問題とは別に、結婚するかしないかの問題が残っていました。私的にはすでに、ヤツ(旦那)に対して拒否反応が出ており、結構どうでもよかったのですが、妊娠確定を告げると「じゃあ、お互いの両親にいつ言おうね」とか、もう結婚前提みたいな話ぶり。

うん。ちょっと待とうよ。せめて少し話あわないかな?

なんて思いつつ、もはや早く帰りたいという気持ちがまさり、「とりあえず帰らせて」とその日は解散。もはや、私の頭はパンク寸前。こないだまで、他の人の結婚式にでて「おめでと~」って言ったり、「結婚なんてまだ先だよね~」なんて言ってた自分が妊娠…しかも、まったく結婚なんて話も出ていなかった相手との間にできた子ども…

うん。現実的に考えて、シングルマザーはきついよな。結婚したほうがいいかな?でもな…

なんてウダウダ、ネチネチ考えてたら、1週間が過ぎて2回目の検診。胎嚢の心拍も確認できて、すくすくと育っている様子の新しい生命。検診が終わり、その報告の電話をヤツ(旦那)に入れると、「両親に結婚のこと話したから」の一言。

ちょっと待てー!結婚って?結婚って言った?私、プロポーズもされてないし、同意した覚えもないんだけど!!!

もう、怒涛のように私はまくしたて、電話を切ってやりましたよ。本当になんなんだ。ヤツは何者なんだ。なぜ、同意を得ていないのに、結婚する気満々なんだ。ていうか、脳内で先走りすぎではないか?避妊に失敗したときにも感じたが、なんだか結婚するには心もとない相手ではないか?

そこからは、自分の考えに整理がつくまで、ヤツとの連絡は断ち切ろうと思い電話は一切無視を決め込んだ私。でも、もはやつわりはしんどいし、マタニティブルーなのかなんなのか全てがブルーにしか見えないし、もう自分がどうしたいかも分からん!状態になり、妊娠2カ月目にしてやっとヤツの連絡に応じ、一度会うことに。

何をどうしたってデキ婚や!離婚なんて恥ずかしくないさ

覚悟を決める

久しぶりに会ったのは人目を避けて、夜中の公園。中学生かよ、おい!という感じですが、そこで私より先に親に結婚報告した件の謝罪と、父親になる覚悟と、プロポーズ的なことを言われ、小包を渡されました。お、これは世にいうエンゲージリングかね?と思い、開けてみると……

指輪がキラリ…じゃなくて、ネックレスやないかーい!!!なんでそう、斜め上をいくのかな。

もう、いろいろしょっぱいことだらけで、「ああ、私の人生ってこんなもんなんだな、きっと」と諦めがつきました。まあ、好きでお付き合いしていた相手だし、その頼りないところが可愛かったはずなんだけど、なんだか今は無性にイラつく。きっとこれはマタニティー的なあれなんだよ、きっと。と、いろいろ考えに考えすぎて思考停止状態になりつつある頭で、結局フィーリングというか、博打というか、「一人で育てるより二人のほうが良いに決まってるわ。デキ婚にせよ、父親不明のシングルマザーにせよ、世間の目は冷たいだろうし。するかしないか分からない離婚の心配より、今この状況を乗り切らねば。」とよくわからない理屈で結婚を決めたのです。

まあ、このときにも旦那の激しい脳内暴走があり、結婚後にいろんな波乱を巻き起こすのですが、今日はこの辺で。

 

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