生まれて1ヶ月~2ヶ月はウンチの回数が多いこともあり、おむつかぶれが起きやすいと言われますよね。主人がアトピー持ちなので、子どもも肌が弱いかな~と心配していたのですが、そんなこともなく安心しきっていた私…ところが離乳食期に入ると一転!ウンチの質が変わったせいか、気づいたらおしりが真っ赤になってしまったんです。今回は試行錯誤しながらたどり着いた、おしりケア方法をご紹介します。
油断は禁物!おむつかぶれは突然やってくる
妊娠中に「生まれてすぐはおむつかぶれになりやすい」という情報を見てしまった私は、あらゆるおむつの評判をチェックし、安さよりも品質を重視してメリーズを使うことに(ママたちの中でもメリーズとパンパースの評判が高いため)。
おしりふきも柔らかさ重視した甲斐あってか?単に子どもの肌が強かったおかげなのか?生後6ケ月くらいまでは、おむつかぶれとは無縁な生活を送っていました。
しかし、その平穏な日々は離乳食の開始とともに終わりを告げたのです。
離乳食を食べるようになった息子のウンチは、それまでに比べてやや粘度をましベッタリとした質感に。そして、人参や葉物野菜など、食べたものがそのまま出てくることで、拭き取り辛さが増したのです。
必然的に、使うおしりふきシートの枚数は増え、おしりにくっついた人参やら、ほうれん草やらを綺麗に拭こうと躍起になる私…
日に日に、我が子のおしりは赤みを帯びるようになり、つるんとした赤ちゃんらしいおしりが一変!なんだか痛々しい感じになり、お風呂にはいるとしみるのか大泣きするように…
これまで、皮膚トラブルが少なかったため、油断していた私と旦那は右往左往です…ということで、いろいろと失敗をしつつ、最終的にたどり着いたおむつかぶれの原因と対策をご紹介します。
治すには原因を知ろう!おむつかぶれになる原因5つ
①おしり拭きでのこすりすぎ
赤ちゃんの肌はとってもデリケート。おしりふきでゴシゴシこすってしまうと、お肌が傷つき炎症を起こしてしまいます。
親が丁寧にやっているつもりでも、下痢気味だったり、離乳食でウンチの回数が増えていると、おしりふきによる影響も受けやすくなるのです。特に、パパはママより力が強いので、優しく拭くように気を付ける必要がありそう。
我が家も、離乳食が始まったことでウンチの質が変わり、回数が増えたことで以前よりゴシゴシ拭いていました。これは、「うちの子はおむつかぶれになりにくい」という油断や思い込みがあったせいでもあります。反省…
とにかく、ゴシゴシとこするのはNG!
軽く、優しくを心がける必要があります。
②おしりが乾燥しないうちにおむつを付けてしまう
まさに我が家の悪かった点です。おしりを拭いて、おむつを外したら、すぐに新しいおむつを装着していました。男の子ということもあり、手早くやらないとオシッコの噴水を浴びることがあるので、「とにかく素早く!」と思っちゃっていたんですね。
でも、これが仇となりました。
キレイなおむつに替えても、水分が残った状態では蒸れやすくなってしまいます。結果、お肌がふやけて刺激を受けやすくなる。
おしりがサラッとするまでは少し乾燥させて、おむつを付けるようにすることが大事と言えますね。
③おむつとおしりの摩擦
最近のおむつは刺激が少ないようにできているので、通常であればそこまで気にする必要はない「おむつとおしりの摩擦」ですが、おむつかぶれができてからは状況が少し違います。
ただでさえ炎症を起こしている皮膚は、おむつと擦れるという些細な刺激にも敏感になっているようです。
なんだか、どんどん悪循環にはまっていく感じですよね。大人の場合も、かぶれた皮膚が衣服にすれると、炎症が酷くなったりしませんか?
おむつかぶれを治す場合には、摩擦から守るためのケアも必要になってきます。
④おむつを長時間変えていない
我が家の場合はウンチの質が変わり、回数が増えたことが主な原因でしたが、おむつを長時間替えていない場合も注意が必要。
オシッコだけだし…と思って放置すると、お肌に影響があるようです。単なる水のように感じてしまいますが、実際には体で不要になった成分が含まれていますからね。
ウンチの場合はもちろん、オシッコをした場合もこまめにおむつを替えるようにしましょう。
⑤汗によるムレで菌が繁殖
盲点なのが、汗によるムレです。「オシッコもウンチもしていないから大丈夫!」と安心してしまいがちですが、汗をたくさんかいて、ムレた状態を放っておくと菌が繁殖しやすくなるようです。
菌が繁殖すると、カビによるおむつかぶれになりやすいのだとか…このカビによるおむつかぶれの画像を見たことがあるのですが、普通のおむつかぶれより痛そう…
ですので、夏場の暑い時期や、たくさん動いて汗をいっぱいかいているときは、おむつがムレていないかチェックしてあげるようにしましょう。
冬場も暖房のきいた部屋では意外と汗をかくので、要注意です。
病院にいかなくても治った我が家のおしりケア法
水をかけて洗い流す
おしり拭きだけでウンチのついたおしりをキレイにしようとすると、どうしても赤ちゃんのお肌に負担をかけてしまいます。ということで、シャワーを使って洗い流すという方法をとることに。そうすると、なんということでしょう!おしりふきだと、あれほど苦労していたウンチの汚れがシャワーにかかると、あっという間にキレイになるではありませんか!
しかし、いかんせんシャワーはめんどくさい…おしりだけキレイにするというのは結構難しく、どうしても一回すっぽんぽんにしないといけないんですよね…私が下手くそなだけ?あとは、自分の服も濡れる。
離乳食期はウンチの回数が尋常じゃないくらい多かったため、毎回シャワーで流すのが苦痛になってしまいました…
――これではいかん・・・
と、私が考案したのが以下の3ステップ。
- ウンチのときはいらないタッパーにぬるま湯を入れ、脱脂綿を濡らして拭く
- おしり拭き用のガーゼを用意しおしりの水分をしっかり拭き取る
- 外出時はおしりシャワーを携帯する
以下のような脱脂綿が薬局で売っているので、使いやすいサイズにカットしておきます。子どもがウンチをしたら、タッパーのぬるま湯に脱脂綿を浸け、たっぷり水分を含ませたら、水で流すようにウンチをおしりから取り除きます。私はビシャビシャってくらい水分たっぷりにしてました。
ほぼほぼ水で流しているようなものなので、スルスルッとウンチがとれます。
キレイにウンチが取り除けたら、最後におしり拭き用のガーゼで拭いて水分をしっかり取り除きます。
自宅にいるときは、脱脂綿やらぬるま湯をすぐ用意できるからいいのですが、外出時はそういうわけにいきません。ということで、こちらのおしりシャワーを携帯し、ウンチのときはこれである程度洗い流してからおしり拭きで拭くようにしていました。
キレイにしたら乾燥させる
ガーゼで水分を拭き取っても、触ってみると赤ちゃんのおしりは少し湿っているのが分かります。なので、おしりを乾燥させてあげる必要があるのですが、待っている間にオシッコをする場合があるんですね。
ということで、それをなるべく避けるために実行したのが以下の2つ。
- チンチンにガーゼをかぶせておく
- ドライヤーの弱風を軽くおしりに当ててあげる
ガーゼを掛けておけば、もしオシッコをしたとしても噴水のような威力はないですし、ドライヤーを使えばあっという間におしりがサラサラになります(*^-^*)
白色ワセリンで保護する
そして、最後の仕上げが白色ワセリン。すでに、おむつかぶれで敏感になったおしりをオムツとの摩擦から守ります。
おむつかぶれ対策として、白色ワセリンを使うママは結構多いみたいですね。白色ワセリンは薬局で買えますが、基本的にちょっと分かりづらいところに置いてあるので、店員さんに聞いてみましょう。
酷いときは迷わず小児科へ
おむつかぶれを甘く見てはいけません。放っておくと、ジュクジュクした状態になったり、太ももまで広がるというケースも。
単に赤いだけでなく、モコモコした発疹のようなおむつかぶれは「カビ」が原因のこともあるようです。ケア方法を見直しても、改善するどころか広がっている気がする…という場合は、迷わず小児科で診てもらうようにしましょう。
また、離乳食を始めることでオムツかぶれになる赤ちゃんは下痢気味であることが多いようです。その場合はアレルギーの有無や離乳食の量が合っていない可能性もあるので、小児科で相談してください(*^-^*)
おまけ:完全に迷走した私の失敗談
おむつを変えてみるも効果なし…
まだそこまで酷くなかったため、おむつが悪いのか?と思い、別のおむつに変えてみるも、まったく変化なし。
それもそのはず、これまでメリーズを使っていて特に問題がなかったのですから、おむつが原因というのは可能性が低いですよね。
生まれてすぐの場合は使っているおむつが合わないということもあるので、おむつを別なものに変えてみるというのも有効な手段ですが、有名どころのメリーズ、ムーニー、パンパースも合わない…という場合は一度お医者さんに診てもらうようにしましょう。
それでも治らない…という場合は今回ご紹介したように、オムツを変える際のケア方法の見直しが必要かもしれません。
ちなみに、2016年には日本初のオーガニックコットン配合おむつがムーニーから誕生!お肌が敏感な赤ちゃんは試してみる価値があるかも。
ベビーパウダーの使い方を間違えて逆効果
オムツのメーカーを変えてみるという対策の後に私が試したのがベビーパウダー。おむつかぶれにはベビーパウダーという思い込みや、「なんとなくサラッとするから良さそう」というイメージで使ったのですが、これが逆効果でした。
軽度のおむつかぶれだったのが、これにより赤い部分が広がり、悪化してしまうという結果に。
よくよく調べてみると、
- ベビーパウダーが汗腺を詰まらせる
- ベビーパウダーが水分をすって雑菌が繁殖しやすくなる
ということがあるようです。正しく使えばおむつかぶれを予防する効果があるようなのですが、私の場合、この時点ではまだ「おむつかぶれの原因」をちゃんと知らず、おしりをしっかり乾燥させることなくベビーパウダーを使っていたんですね…
ベビーパウダーはおしりを清潔にし、正しい使い方を確認してから利用するようにしましょう。
正しいベビーパウダーの使い方はこちら↓
さいごに
初めての育児は手探りなことが多くて、本当に苦労しますよね。最終的にたどり着いた、おしりを洗って乾かすという方法ですが、これを見た義母に「は?毎回そんなやり方してんの?」と言われ、ひどく傷ついた思い出があります。
まあ今なら「効果があったんだし、育児の方法は人それぞれでしょ!」とスルーできるのですが、なにせ初めてのことだらけでナイーブになっていた私は、いろいろと思い悩みました。実母や義母は育児の先輩ですし、些細なことでも否定されると辛い部分があります。
それでも我が子の母親は自分自身!手探りでも、少しずつ前進していきましょう(*^-^*)