子育てというのは本当に不思議で、気づけばいつのまにか子ども中心の生活になりがち。おしゃれな服は動きにくいし、高いヒールなんて子どもと一緒じゃ危ないし…たまには友達と遊びに行きたいけど、子どもがいると、話もろくにできないしな~なんて考えてしまいませんか?
私はつい考えてしまいます。いつのまにか「子どもがいるから」、「子育て中だから」が呪いのように自分を縛り付けているんですね。そんな呪いから抜け出してみませんか?
子ども>自分は当たり前?罪悪感の正体は自分の中にある
生まれたばかりの赤ちゃんは、一人では何もできません。だからこそ、ママは必死になって、赤ちゃんの面倒を見て成長を見守ります。
――あれ?なんかおしり赤いな…大丈夫かな?
――母乳足りてる?体重が増えていない気がする…
――何かの拍子にうつ伏せになって、窒息したりしないかな…
――離乳食ぜんぜん食べないけど大丈夫かな…
――こんなに泣いているのは私の接し方が悪いせい?
些細なことから始まり、ちょっと心配し過ぎじゃない?ということまで気になってしまいますよね。
そりゃそうです。
パパが協力的だとしても、やはり大半の時間を子どもと過ごすのはママだということが多いはず。その分、自分の子どもに対する責任感というものも徐々に重くのしかかってきます。
この責任感、確かに大事です。
でも、いつのまにかこれが「子ども>自分」の図式を作るようになってしまうんですよね。
私がまさにそう。
- 子どもには自分がついていないと…
- 他の人だと子どもが泣いてしまうし…
- 私が休むために一時保育なんてダメだよね…
- 母親なんだから自分のことばかり優先していられない…
- やりたいことはあるけど今は子育てがあるし…
大げさなことではないんです。大きな夢とか、ライフプランを子どもがいるせいで諦めているというわけではなく、ほんのちょっとしたこと。
例えば、先日地元で同窓会が開かれるという連絡が来たのですが、それって年末年始だったんですね。主人は「実家に帰って久しぶりに友達と楽しんできたら?息子は俺がみてるよ。」と言ってくれたのですが、私一人で帰省するのは旦那にも子どもにも申し訳ない…と思ってしまい、結局断ってしまったんです。
いつもだったら家族みんなで実家にお世話になるのですが、年末年始は母が仕事ということもあり、今回はちょっと難しかったんですよね。
で、年末年始になって、みんなから同窓会の様子がLINEで届くんです。そしたらやっぱり「行きたかったな~」って思っちゃう。よくよく考えたら、最後にみんなと会ったのは10年前でしょうか?
次に集まれるときはいつになるのか…と考えると、とても貴重な機会を自分でけってしまったことを後悔。
こういうことって結構ありませんか?
子どもがいるから、キレイ目の服はちょっと無理かな…とか、ヒールのある靴は履けないしな…とか、一人で映画は行けないよな…とか。
知らず知らずのうちに自分の心にブレーキをかけてる。
このブレーキってだれのため?子どものため?良いママでいるため?
一番は罪悪感を感じないためだと思うんです。「ママらしくない」行動をすると、「あ~自分ってダメだな」って悪いことした気分になっちゃう。で、この「ママらしくない」っていうのは、誰が決めたわけでもない。自分がそう思っているだけなんですよね。
私の場合は、仕事でかまってあげられないことがよくあるので、少しでも時間があけば子どもとの時間に使ってあげなくちゃ…と思ってしまいます。
ここで、「たまには子どもを預けておしゃれして友達と遊びたい。女同士でトークしたい。」なんて願望が出てきても二の次です。
そうするとどうなるか?
最初はいいですが、こんなことを繰り返していくと少しずつストレスがたまるんですね。イライラしやすくなったり、生活にはりがなくなったり、他人をうらやましがったり。
ずっと自分の心にブレーキをかけてストレスがたまったママ。
たまに家にいないけど、いつも楽しそうにしているママ。
あなたはどっちのママになりたいですか?
残りの人生で一番若いのは「今」という事実を知ろう
「子どもがいるから…子育て中だから…」という理由で諦めていることって、子どもが大きくなったらできることでしょうか?
たしかに、おしゃれも、遊びも、友達に会うことも何歳になったって楽しめます。でも、今の年代でしか楽しめないおしゃれや、話題っていうのもあるんですよね。それに、いつでも会えると思っている人が、将来も変わらずにいてくれるかといったらそうではありませんよね。
人間、いつ人生が終わるか分からない。それに、何かをきっかけに、その人とは疎遠になるかもしれない。
今やりたいことは、今しかできないんです。
これって、仕事とか、旅行とか大きなことだけじゃないですよ?おしゃれや、趣味もそう。
私は、子どもを産んでからすごく後悔したことがあります。
――独身時代のスタイルが良いうちに、もっと足をだしておしゃれしておけば良かった。
――妊娠線ができるまえに、もっと水着を着ておけばよかった。
――若いときの写真をもう少し残しておけばよかった。
これは後悔してもどうにもならないことです。でも、今の私は残りの人生のなかで一番若い状態にいます。
今日が一番若い。
だったら、未来の私が後悔しないように、今やりたいことは諦めない努力をしたい。
無理そうなことでも「何とかできないか」を考える癖をつけよう
「今やりたいことは諦めない努力」って何か。
それは、頭の中で完結させて、すぐに結論を出さないことです。
頭で考えようとすると、どうしても、「やっぱり無理だよな~」と、いつもの子ども優先の思考に支配されがち。まずは紙に書き出して、それを実現するためにはどうしたらいいか考えます。
例えば、私の場合ですが、息子がまだ0歳のときは美容院になんて全く行けなかったときのことです。どうしてもボサボサ頭が我慢できなくなって、行くためにはどうしたらいいか考え抜きました。
- 息子はミルクを飲まないので母乳を搾乳しておく
- 困ったときの手順書をパパ用に準備しておく
- 予約の時間に合わせて、出かける直前に授乳できるよう朝からタイミングを調整
- 美容院は息子のお昼寝の時間に合わせて予約
- パパが面倒を見られるのは最高でも2時間程度のため近くの美容院を探す
- 授乳中だからパーマはしない
ここまでやって、やっと行けた美容院。とても快適でした。ほんの2時間でしたが、久しぶりにパパ以外と話をするのも楽しかったし、とても開放された気分に。
帰宅してみると、ギャン泣きする息子と、困り果てたパパが出迎えてくれましたが、不思議と罪悪感はなく、感謝の気持ちでいっぱいでした。
――パパには無理。私がやらなきゃ。
これ、パパにとても失礼な考えでした。ギャン泣きされても、ちゃんと息子を抱っこしていたんだから、無理でもなんでもないんです。ただ、私が自分の心にブレーキをかけていただけ。
これやりたいな…と思ったら、頭のなかで考え出す前に書き出しておきましょう。
ちなみに私は「願い事手帳」を作って、そこに書き出しています。詳しくはこちら↓
でも、すべてが実現できるわけではありません。現実的には無理なことはあります。そういうときは、「仕方ないか…きっとそのうち機会がやってくる」と割り切りましょう。
その時は諦めたとしても、ちょっとしたことがきっかけで実現できるときもあります。
最終的には無理かもしれないけど、諦めずに実現する方法を考えることに意味があります。ちゃんと考えることで「子どもがいるから」という漠然とした理由じゃなく、「時期的に無理だった」「相手の都合が合わなかった」「あと○年したらできそう」など、具体的に諦める理由が出てくるので、後悔はしにくいんです。
無理だと思っていたのに、実現できそうなら嬉しいですしね!考えずに諦めていたら、そんなチャンスも捨ててしまうことになります。
さいごに
心のブレーキをかける癖はいつのまにかできてしまっているし、そう簡単に手放せるものでもありません。だから、自分の思考に頼るのではなく、書き出して客観的に見つめられる状況を作るようにしましょう。
ちょっとでも、自分がやりたかったことが実現すると、とってもスッキリした気分になりますよ。
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