水いぼ治療で苦戦した息子5歳の夏。根気よく皮膚科に通って全部取り切ってからというもの、その姿を見せることはなくなっていました。しかし小1になった息子の指にポツポツと水いぼのようなものができているではありませんか。もう少し様子を見るかと放っておくと今度は赤く腫れてきました…これは皮膚科に行かねば!と行ったところ、水いぼだと思っていたそれは別のものだったんです。
水いぼだと思っていたら「いぼ」だった
息子の水いぼ歴は長く、最初にできたのは2歳のとき。保育園で水遊びが始まったころでした。
最初にかかった皮膚科で「取る」という選択をしたものの、2歳の息子にはその痛みたるや想像を絶するもので、治療2回目では
という先生も看護師さんも笑ってしまうような名言を大絶叫した逸話をもちます。
このとき以降、皮膚科は断固拒否。母である私もあんなに泣き叫ぶのはかわいそう…ということで病院での治療はやめました。
保育園の先生に相談しながら水いぼに良いらしいというヨクイニンを塗って様子を見ていたものの一向によくならず…。
そうこうしているうちに、保育園をやめて幼稚園に通うようになった息子。やはりここでも水いぼが気になります。周囲で水いぼができたという子がいると「もしかしてうちの子が移したのでは?」と思ってしまうんですよね。
ヨクイニンの効果も目に見えてあるわけではなく、これは皮膚科で取ってしまったほうがいいのでは…と思うようになりました。
でも前に行っていた皮膚科は先生が怖いこともあり、やはり断固拒否。
そんな悩みを口にした私にママ友が良い病院を紹介してくれました。そこは麻酔テープを使って痛みを軽減して取ってくれるらしく、息子にも話したところ「いたくないなら…」と渋々承諾。
実際にその病院に行ってみると、先生の優しいこと!
はっきりいって麻酔テープの効果はあるのかないのか分からない感じで、水いぼを取るのは相変わらず痛いようでしたが、その先生の優しい対応があったことで何とか通院できていた感じです。
計12個の水いぼ。1回の治療で3個を4回通院して頑張って取った息子。本当に頑張りました。
頑張った甲斐あって、そこから2年は水いぼの影は一切なく、これは自然に免疫ができたんだなぁ~と安心しきっていたのですが、この夏またもや指のところにポツポツとしたものが。
「行きたくない!」という息子をおやつでなだめて皮膚科に行ってきます!
夏休みのプールで水いぼをもらったらしく、指のあたりにポツポツ…前にも水いぼ取ったことがあるので、痛いってこと覚えてるのね。
先生によっては自然治癒を勧めてくるけど、私は増えて大変になる前に取ってほしい派。
— マメ子@脱ワーママ主婦ブロガー (@mamour1122) August 26, 2019
少し様子を見ていたものの数が増えていること、そのうちの一つが赤く腫れていることもあり皮膚科につれて行きました。
私は「水いぼ」だと思って疑いもしなかったのですが、病院の先生から言われたのは「水いぼじゃないね。いぼだよ。」という言葉。
水いぼじゃないの??
正直私にはその違いがよく分かりません。
というのが正直な感想です。
指にポツポツできた息子の手。
水いぼかな〜と思ったら、ただのイボだって。
私にはその違いがよく分からないけど…イボは窒素で焼くしかないみたい。
相当痛いだろうけど、歯をぐっと食いしばって我慢してた。強くなったな〜。
でも二人きりになったら痛かったよ〜って甘えてくるの可愛い。
— マメ子@脱ワーママ主婦ブロガー (@mamour1122) September 2, 2019
いぼの治療は水いぼのようにピンセットで取るという治療はできず、液体窒素で凍らせる治療。たぶん先生によっては他の治療をしてくれる人もいるのかもしれませんが、今回行った皮膚科の先生は液体窒素で焼くという治療法でした。
実はこの皮膚科、息子は初めて行った病院なのですが私的には今までの病院のなかで一番治療がうまいと思いました。
先生は優しくも怖くもないのですが、子どもが気づかないうちに治療を始めてしまうのです。
どういうことかというと、普通は「今から治療するね~」と言いますよね。でもそうすると子どもは「嫌だ!」と拒否反応を示します。
でも、驚いたのが私との会話で取るという意志が確認できた時点で、流れるように
と液体窒素の瓶を見せてくれます。
「なになに?」とその瓶を見ている息子の手をさりげなくとりあげる先生。そしてそのまま話しながら「ジュッ」と焼きました。
息子、一瞬何が起きたか分からず…
「い、いたい」
先生「そうだね~この治療は楽しいものではないね~」「ジュっ」
「い、いたいです」
先生「これがね~そのうちかさぶたになって、剥がれるから。そうしたら大丈夫だよ~」「ジュっ」
「でもいたいです」
先生「あ、もうこれで最後ね~」「ジュっ」
終了。
息子もあっけに取られていました。坦々と有無を言わさず進む治療。この先生は急になにを始めたんだろう?と思っているうちに治療は進み終わっていたのです。
終わると、先生が一言
とおほめの言葉。
母は心の中で「先生…泣く隙がありませんでした」と軽くつっこみました。
褒められたこともあり、恐怖を感じる隙も無く治療が終わったことで、その後2回、3回と治療に通っている息子。
相変わらずその先生は会話していたかと思うと治療を始めるので、なんだか話をしているうちにいつも終わってしまいます。先生のためにも書いておきますが、最初の治療のときにいぼを取ることへの同意はしているので、先生が説明もなしに勝手に治療を始めているわけではありません。
水いぼの自宅治療を私がおすすめしないわけ
水いぼはどの治療が良いかとても意見が分かれます。
以下の3つの方法で治すことになりますが、中には通院せずに自宅で水いぼを取るという人も…。
- 自然に治るのを待つ(小児科医に多い)
- ピンセットや液体窒素で取ってしまう(皮膚科医に多い)
- 漢方や塗り薬で治療する
確かに水いぼができると、治療してもまたすぐにできてしまうことが多くて通院期間が長期に渡る場合があります。その通院の手間を考えると自宅で取ってしまえば楽という意見もありますよね。
ただ、今回子どもの手にできたのが水いぼではないと分かって改めて思ったのは素人の判断で行うのは良くないなということ。
水いぼの場合、いぼの中にある白い芯にウィルスが入っています。それが広がると新しいところに水いぼができてしまう可能性もあるし、取ろうとしたのが水いぼでなかった場合はどうなるでしょうか?
水いぼができやすい子は保湿がカギ!
実は水いぼができやすい子というのはドライスキンやアトピー性皮膚炎がベースになっていることが多く、お肌のバリア機能が低いと言われています。
つまり夏だろうと、冬だろうと保湿をしっかりしてあげるのが予防の鍵になるということ。
我が家も水いぼを全て取り切ってからはしっかり保湿していたこともあり水いぼはできなくなりました。息子のお友達で同じく水いぼに悩んでいたご家庭も同じです。
夏は保湿はいらないと思いがちですがプールの塩素で乾燥しやすかったり、日焼けで肌表面のバリア機能が低下したりということがあるので、夏こそしっかりと保湿をしましょう。
乾燥させないためのポイント
ポイント
- ボディソープは低刺激のものをよく泡立てて優しく洗う
- 足の付け根・お尻の割れ目・膝の裏・首・脇などの洗い残しに気を付ける
- シャワー・湯舟の温度が熱すぎないように注意する(38~40度)
- 入浴後5分以内の保湿
- 保湿剤は子どもOKのものを使う
肌のバリア機能を保つために保湿することも大事ですが、肌の皮脂を流し過ぎないこと、肌を清潔にすること、肌に刺激を与えないことも大切です。
乾燥しやすいお子さんにおススメの保湿
幼児の保湿というと白色ワセリンを使う人が多いですが、ワセリンだけだと水分を補うことができません。水分を補いつつ、油分でふたができるものを選ぶようにしましょう。
フォーファム ボディローション
こんな人におすすめ
- 大容量のものがいい
- 赤ちゃんから大人まで家族で使えるものがいい
- 牛乳・卵・大豆由来の原料が使われていないものを探している
- 夏場にさらっと使えるものを探している
フォーファムにはボディローションとボディミルクがあります。夏はサラリと使えるローション。乾燥が酷いときにはボディミルクとの併用という使い方がおすすめ。
無香料、無着色、鉱物油フリー、パラベンフリー、エタノールフリー、石油系界面活性剤フリーというのはよくありますが、アレルギーの関係で牛乳・卵・大豆由来の原料が使われていないものを探している人には嬉しいローションです。
キュレル ローション ポンプ
こんな人におすすめ
- 大容量かつ低価格のものを探している
- 潤いを補いつつ肌荒れにも良い成分が入っている
- しっとり潤って伸びが良いものを求めている
- 敏感肌の大人も使いたい
敏感肌の大人にも人気のキュレルはしっかりとセラミドの働きを補って肌のバリア機能を助けてくれます。消炎剤配合で肌荒れにも。
薬用ユースキン ローション
こんな人におすすめ
- さっぱりとした使用感を求める人
- クリームが苦手なお子様で伸びが良いジェルタイプをお探しの人
- 消炎作用・血行促進を求める人
ドラッグストアでも手に入るユースキン。ニベアのようなクリームタイプだとベタベタして子どもが嫌がる、夏場でさらっとしたタイプを探しているという人におすすめ。ジェルタイプなので肌に伸ばすとスーッと水のように伸びて塗りやすいローションです。
少ないうちに治療・徹底的に保湿がおすすめ
水いぼを取るというのは子どもにとってはとても痛いものですし、可愛そうだから自然治癒を待つという人や先生も多くいます。しかし我が家の場合は自然治癒を待っているうちに水いぼの数が増えてしまいました。寝ている間などにかきむしるのか、つぶれては増えということが多かったです。
数が多くなってから思ったのは2個、3個のうちに取っておけば良かった…ということ。たくさんの水いぼを取るのはとても根気のいる治療です。私はその経験から数が少ないうちに取ってしまいあとは再発しないようにしっかりと保湿してあげるというのが大事だと思っています。
水いぼ治療で大変な思いをしているママ、パパはぜひ保湿もしっかり行ってみてください(^^)/