ランドセルの購入を終えてほっと一息つく年長さん最後の夏休み。まだまだ半年以上あるし~と思ってしまいますが、夏休みを過ぎると卒園までってあっという間なんですよね。だからこそ、余裕がある夏から始めておきたいのが生活面での入学準備です。我が家が「やっておいて良かった!」というものから、入学後に「これやっておけば良かった…」というものをまとめてみました。
入学するまえに準備するのは学用品だけじゃない!
卒園・入学を間近に控えた年長さん。成長が嬉しくもあり、なんだか寂しくもあり、そして不安でもありますよね。
その不安と言えば…
- ちゃんと朝起きられるかしら?
- 学校まで一人で行ける?
- 授業をちゃんと受けられるかな?
- 持ち物とか自分でちゃんと準備したり持ち帰ったりできるかな?
と、あげればキリがありません。
親が感じてるように子どもも小学生になる期待と、新しい環境に飛び込む不安があるもの。入学準備と聞くとランドセルや机、ノート、筆箱など学用品に目がいきがちですが、こういった不安を解消するためにも年長さんの1年で生活習慣を見直したり、できないことを練習しておくというのも立派な入学準備です(*^-^*)
我が家も先輩ママのアドバイスを受けながら年長さんのときに生活習慣などに気を付けていたのですが、実際に1年生になってみて「やってて良かった」ということが結構あったので、これから入学を控えている人のためにご紹介していきたいと思います♪
急にはできない…半年かけて気を付けた生活習慣
早寝・早起きの習慣
うちの息子くん、とにかく朝起きるのが苦手…幼稚園は9時登園だったのですが、いつまでも布団の中でぐずぐずしてるので、ちゃんと起きてリビングにおりてくるのが8時以降だったんですね。
ということで夏休みころから本格的に早寝早起きを徹底しました。
我が家のルール
- 21時までにベッドに入る
- 朝は6時半に起きる
このときに活躍したのが「こどもちゃれんじ」の入学準備でもらったコラショの目覚まし時計。これ、朝起きる時間はもちろんなのですが、寝る時間も設定できて、寝る1時間前、30分前に「寝る準備はできてるかな?」と声掛けしてくれるんです(´▽`*)
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交通ルールの徹底
幼稚園の年長ともなると家の近くは勝手知ったる道なので、一人で走り出したり飛び出したりとヒヤリとすることが…見ているとやはり男の子は周りを見ずに走り出す傾向があるので余計に心配…
ということで、あらためて交通ルールを確認しながら歩いたり、こういうのは危ないから止めようねと伝えるのを徹底しました。
再確認した交通ルール
- 道路は右側を歩こう
- 道を渡るときはなるべく横断歩道があるところを渡ろう
- わたるときは右左右をちゃんと確認しよう
- 手を挙げて道を渡る(車からは子どもが見えにくいからということを説明)
- 車だけじゃなく自転車にも気を付ける
- 道路で後ろ向きに歩く(走る)のはやめよう
年長さんのときに徹底したおかげか、道路を渡るときはしっかり交通ルールを守っているし、後ろ向きで歩く・走るはしなくなりました。遊びに行くときなどは興奮すると周りを見ずに走り出すので未だに心配ではありますが、登下校の際はふざけることなく歩いているようなので一安心(´▽`*)
時間を決めて朝のお仕度・トイレ習慣
幼稚園だと朝のお仕度のときに「そろそろ着替えて~」「そろそろご飯食べ終わって~」と声掛けしてもなかなか動き出さず、いつまでもダラダラ…でも、そんな生活習慣でもやっていけているのは通園時間が遅いからなんですよね。
これが小学校ともなると1時間以上早く家を出なければいけないので、もう少しテキパキと動いてほしい…。
とはいっても、「はやくして~!!!」なんて怒鳴ったところであまり効果はありません(´;ω;`)
これもまた少しずつ習慣化していく必要がありそうだと思ったので、年長さんの夏ごろから時間を意識したお仕度を心がけるようにしました。
具体的には、
- 〇時〇分に家を出たいから、〇分までにはご飯を食べ終わろうね。
- 〇分になったら着替えをしようね。
など、時計を見ながら説明するようにしたこと。
最初のころは時計の読み方が怪しかったため、「長い針が3になったらご飯食べるからね」という言い方をしていました。朝のお仕度をする練習はもちろんですが、この時計を読む練習ってすごく大事だなって子供が小学校に入ってから実感。普段の生活だけでなく、小学一年生の算数でも時計の読み方は出てくるので、やっていて損はありません!
小学校に入学した今では
というと、
なんて答えが返ってきて、すごく成長を感じます(*^-^*)
時計を見て時間を意識させるというのは朝だけでなく日常生活のいろんな場面でやるのがおすすめ♪
ゲームの時間なんかもタイマーのほうが確実でラクなのですが、時計で計るようにしたほうが時間間隔が身につきます👍
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机に座って学習する習慣
幼稚園と小学校の大きな違いは、座って学習する時間が多いということ。幼稚園や保育園でも平仮名を練習する時間や工作する時間は座って作業しますが、圧倒的にその時間は小学校より少ないですよね。
一年生とはいえ、45分の授業が1日に5回。
とめちゃくちゃ心配しました。
ブロックやお絵かきだったら余裕で1時間、2時間と集中して座っていますが、勉強はまた別です。
ということで、以前からこどもちゃれんじはやっていましたが、気が向いたときにまとめてやるスタイルだったのを1日に1回やるスタイルに変えました(いや、本来はそうする前提の教材なんだけどね…)。
最初の方こそ、「え~今日も~?」とか「今日はやる気分じゃないんだけど~」と文句を言っていましたが、あの手この手(おやつで釣ったり、ほめて持ち上げたり…)で2~3ヶ月続けていると、当たり前のようにやるように。
入学して2ヶ月経ちますが、机に座っているのは苦じゃないみたいで毎日「早く学校行きたい!」と小学校大好き男子です(´▽`*)
勉強も、お友達とのおふざけも、全力で楽しんでいる模様(;^_^A
入学前に練習しておきたい3つのこと
自分の名前の読み書き
「小学校の入学前に平仮名の読み書きはやっておいた方がいい?」と不安に感じるママも多いですよよね。うちの息子は平仮名の書き取りが苦手だったので、年中さんのころにすごく悩みました…。
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周りができていると余計に不安が増すんですよね💦
でも、平仮名が完全にできている必要があるかどうかというのは学校の方針次第なんです。厳しめのところだと、平仮名・カタカナは読み書きできるようにしておいて下さいというところもあるようですが、基本的には自分の名前の読み書きができてさえいればOKというところが多いみたい。
子どもが通う小学校ではどうか分からない…という人は、ひとまず自分の名前を頑張っておいて、あとは完璧を目指さなくていいから少しずつ読める文字を増やしておけばいいと思います。1月の説明会以降に頑張るのは結構大変なので、夏ごろから余裕をもっておくのがおすすめですよ(*^-^*)
洋服を畳む・翌日の準備
うちの息子が通っていた幼稚園は制服通園だったため毎日運動着に着替える習慣があって、年長さんでは自分できれいに畳むこと、しまうことなど小学校を意識した指導をしていただいていました。そのおかげで、小学校に入学してからも体育の時間のお着換えはスムーズにできたようです(´▽`*)
小学校では「自分の持ち物は自分で管理」なので、お洋服もグチャグチャ置いていると落としてしまったり、失くしてしまったりしやすいんです(-_-;)だから、朝の時間に余裕がある幼稚園のうちから練習しておくのがベター。
そして、翌日の準備を自分でする習慣も幼稚園の年長から練習をスタート。
毎日同じ持ち物の幼稚園の時から練習させておいたほうがステップアップさせやすい!ということで、簡単な持ち物リストを画用紙に書いて自分で準備させるようにしたんです。
我が家は自作しましたが、お仕度ボードなるものも売っています↓
幼稚園の持ち物は少ないとはいえ最初のほうは苦戦していました💦そりゃ、前はリュックを背負えば準備完了!だったのですから当たり前ですよね…
年長さんになる前の春休みに「小学校では自分で荷物を準備したりするんだよ。だから今のうちから少しずつ練習しておこうね」と声掛けしてスタート!
- 4月~6月:必要なものを私が準備しておきリュックや手提げに入れる練習
- 9月~11月:持ち物リストを見ながら私と一緒に引き出しから必要なものを探して入れる練習
- 12月~3月:自分で持ち物リストを見ながら準備する練習(最後に私がチェック)
こんな感じで少しずつステップアップしていきました(^^)/
入学当初は教科書を準備するなど少し苦戦していましたが、2ヶ月経った今では一人で時間割通り準備しています(*^-^*)
安全ピンを自分でつけ外し
これは我が家では練習していなかったことなのですが、余裕があるときに練習しておくのがおすすめ!小学校に入ったら名札のつけ外しは自分でやることになります。
私が小学校のときは家から付けて行っていたので1年生のうちは母がやってくれていたと思うのですが、今時の小学校は防犯の観点から名札は学校内でしかつけません。
なので、学校に行ったら自分で付けて、帰るときに外して学校に置いてくるんですねすよね。
ですので、入学してすぐのころは名札を持ち帰ってきてつけ外しの練習が宿題として出されていました。が、これが結構難しい!安全ピンですら子どもの小さな手では難しいのに、小学校の名札ってやってみると大人でも結構力がいるんです。
と泣きながら練習していました…。
まあ、1週間もしたらできるようになっていたので必須でやっておかなければいけないことではありませんが、幼稚園の名札などで時間があるときに練習しておくのも良いと思いますよ♪
他にもできたらやっておきたいこと
和式トイレの練習
うちの息子が通う小学校のトイレは様式なので、和式トイレの練習は不要だったのですが、小学校によっては和式しかないというところもまだまだあるので、学校公開でしっかりチェックして事前に練習しておきましょう。
ちなみに、うちの息子は和式トイレ使えません…。
傘の止め方
学校説明会に行ったときに言われたのが「傘の止め方やレインコートの仕舞い方も練習しておいてください」ということ。
これは全然頭になかったので「確かに練習必要だな…」と思った記憶があります。幼稚園は送迎するだけなので傘やレインコートって私がすべてやってあげていたんですよね。
でも小学校では自分で傘を止めて、傘立てに入れ、レインコートを自分で仕舞う必要がある…何回か練習すればできるようになるので、雨が降った時に練習しておくと小学校になってから焦る必要がありません(*^-^*)
自分で傘を広げるのが苦手というお子さんも、今から少しずつ練習しておきましょう!
立ったまま着替える練習
小学校で着替えるときは立ったままなので、家や幼稚園では座ってズボンを履いているというお子さんの場合は、立ったまま着替える練習もしておきましょう。
同じような理由で、靴の脱ぎ履きも立ったままする練習をしておくとよりスムーズです。小学校では下駄箱前が混み合うので、ゆっくり座って靴を履くというのは難しいんですよね💦
困っていることや分からないことをはっきり言う練習
子どもが小学校に入学して実感しているのが、自分で意思表示する大切さです。幼稚園では何かあれば先生が気づいてくれる環境でしたが、小学校ではそうもいきません。
大きな揉め事があれば先生も気づくでしょうが、子どもが困っていること、分からないことを先生からキャッチしていくというスタイルではありません。幼稚園のように部屋の隅っこでしょんぼりしてたら先生が声をかけてくれたり、手間取っていたら先生がヘルプしてくれたりということは少ないんです。
だから、困ったことがあったら自分で先生に言う。分からないことがあったら聞く。これがとても大事です。
とはいっても、これって練習するのが難しいことなんですよね。我が家の場合は、幼稚園の参観などで子供の様子を見ていて何か困っていそうなことがあったら、帰宅後に息子に聞いてみて、「そういうときは先生に分からない、困ってるって言っていいんだよ」と言い聞かせるようにしていました。
あとは、お友達に嫌なことをされたら「やめて」「それはされたら嫌だ」と伝えるように促しておくのも大事かなと思っています。
これだけはNG!できないときにこの言葉は使わない
「もうすぐ小学生だね」と色んなところで言われる年長さん。園でも一番の年上だから、いろいろと期待もかかるし、小学校に向けての指導もあります。
親も入学するまでには最低限これはできてほしい…と思って熱心になってしまうこともあると思います。でも、なかなかできないからといって言って欲しくないのが「そんなんじゃ小学生になれないよ」という言葉。
これ、言われたらすごくショックな言葉だし、小学生になることへの希望が一気にしぼんじゃうと思うんです。
同じように「もうすぐ小学生なんだから!」とか、「小学生になったらやってあげないよ。今のうちに練習しなさい」みたいな言葉もです。
言われれば言われるほど「小学校=全部自分でできないといけないところ」という考えが植え付けれられて、「本当に大丈夫かな?」という不安が大きくなってしまいます。
実際、私の父親はこういった言葉をよく言う人でした。その影響か、私は小学校ってすごく怖いところなんだろうなって思っちゃってたんですよね。
だから、こういった言葉はかけないようにしてほしいな…と子どものころに嫌な思いをした私からのお願いですm(__)m
時間に余裕のある夏休みから楽しくチャレンジしていこう
小学校はガラリと環境が変わるので親も子も最初は手探り状態。小学生になったからといって急にできるわけではなくて、少しずつできるようになっていくものです。
親としても少しずつできるようになればいいという余裕をもっていられればいいのですが、新しい環境というのは子どもも疲れて機嫌が悪くなったり、親も慣れないことだらけで余裕がなくなったりしてしまいます。
だからこそ年長さんのうちに少しずつ練習しておくことで、その負担やストレスを軽くする工夫をしておきましょう。幼稚園最後の1年、いろんなイベントに「幼稚園最後の」が付きます。そういったものを一つ一つ楽しみながら、小学生になる心の準備をしていけるといいですね(*^-^*)