子どもが年長さんになると、いよいよ小学校入学を意識しますよね。準備することは色々とありますが、中でも一番最初に検討すると言っても過言ではないのがランドセル。ただ、いざ買おうとなったときに子どもが興味を示さないと親は拍子抜け…どう選んでいいものか途方に暮れてしまうことでしょう。そんな人のために、我が家のランドセルに興味ない男子が、お気に入りを見つけるまでの選び方、注意したポイントをお話ししたいと思います。
ランドセルどれでもいいは鵜呑みにして大丈夫?
ママ友から、最近は夏頃にランドセル買う人が多いし、後半になると良い色やデザインは売り切れちゃうよ!という話を聞いていた私は、子どもが年長になるやいなやランドセルについて調べ始めました。
見れば見る程、色んなデザイン、機能、値段のものがあって目移りしてしまう~。 ランドセルというと高価なイメージだったけど調べてみると安いものなら一万円台で買えるんだね!
予算がいくらか、どういった機能があるといいか、重さはどうか?など色々と事前知識をリサーチした上で、使う本人にどんなランドセルがいいか聞いてみたんです。
あまり奇抜なものじゃないといいな…
という私の心配をよそに、息子が放ったのは『ランドセル?なんでもいい』だったのです。
まじか…本当になんでもいいの? 安いのにしちゃうよ?色は高学年でも使える黒にしちゃうよ?
と、親の独断で決めたくなりましたが、やはり6年間使うものだから自分で納得したものにしてほしい。
というか、後々、そのデザインが気に入らないと言われたら嫌だし、買い直しとかは絶対避けたい。
だからこそ自分で選んで欲しい。
ということで、我が家のランドセル選びが始まりました。
子どもがランドセルに興味がない理由
ランドセルを使うイメージがまだわいていない
我が家が子どもにランドセルについて聞いたのは年長になったばかりの四月。
まだまだ小学校ってなに?と言った感じの時期ですよね。つまり小学校に通うイメージがつかないのに「どんなランドセルがいい?」と聞いても、よく分かんない部分があるから「なんでもいい」になっている可能性が…
こういったまだ小学校をイメージできないから「なんでもいい」と言っているタイプは、だんだんと小学校を意識し始めるにつれて「こんなランドセルが良い」という意見が出てくるので少し様子をみてみましょう。
選択肢が多くて決められない
そもそも選択肢が多すぎて決められず「なんでもいい」となってしまっている可能性もあります。
選択肢を少なくすることで選びやすくなるので、まずは色の希望を聞いてみてください。1色に決められない場合は、せめて2色まで候補をしぼりましょう。
あとは、親が考える予算や必要な機能で絞ることで子どもも選びやすくなります。
そもそも持ち物へのこだわりがない
普段から着るものや持ち物に興味がない場合はなかなか「このランドセルがいい!」というこだわりも弱め。
この場合は好みの色や、親御さんが必要だなという機能、予算に見合うランドセルをピックアップして実物をお子さんと見に行ってみましょう。実際にランドセルを見たり、背負ったりしてお子さんがしっくりくるものを選んでください。
先輩ママに聞いたランドセル選びのコツ
ランドセル選びが初夏から始まるという噂は聞いていたものの、子供がランドセル選びに消極的だったため先輩ママにいろいろと話を聞いてみました。
女の子ママ
すごくキラキラしたデザインのものを選びたがるけれど、高学年になると恥ずかしくなる子もいるみたい。選ぶときに大きくなっても使うんだからねとしっかり説明するのが大事だよ。
男の子ママ
持ち物のデザインにあまりこだわりを持たないタイプだから黒でもいいかな?と思ったけれど、実際に売り場へ行ってみると茶色を選んだんだよね。親が勝手に決めちゃわなくてよかったって思ったよ。
女の子ママ
奇抜なカラーやデザインのものは親からすると「それはやめといたほうがいいんじゃない?」って口を出してしまうんだけど、無理やり親の意見を押し付けちゃうと、小学校になってからも不満を持っていたりするから、あるていど子供の意志を尊重するのは大事だよね。
先輩ママの話を聞いてみると「派手なものや子供っぽいものは避けてもらいたい」という意見がかなり多かったです。でも、だからと言って親の意見を押し付けてしまうと後々子供から不満が出ることがあるのだとか。
その場では親の言うことに従って納得したように見えても、小学校に通い出すと他の子が自分の欲しかったランドセルを背負っているのを見た瞬間などに「私もあんなランドセルが良かった…他の子は背負っているのに、なんで私はダメだったんだろう」という気持ちになってしまうみたいですね。
うーん、確かにそうかも。 自分が子供のころも親に説得されて意見を変えたことがあるけれど、やはりふとした瞬間に「やっぱりあっちが良かった…」という気持ちがわいたことあったもんな~。
やはり自分で選んだものだから納得して使えるし、もし高学年になって「失敗したな…」と後悔することになっても、失敗から自分なりの選び方の基準を学んでくれればそれでいいのかな?と思います。
子供が納得するランドセルの選び方
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1ランドセルへの興味を促す
まず子どもが「ランドセルは何でも良い」という場合はランドセルがどんなものかを認識させることから始めます。
小学生を見かけたら「来年からああやって通うんだね。ランドセル、色んな色があるね」、CMでランドセルを見かけたら「へ~軽いやつとか、光るやつとか色々あるね~」など、1年後にはランドセルを使うということを意識させてみると、少しずつ自分がランドセルを使うイメージがでてきます。
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2どんな色がいいか聞いてみよう
少しずつランドセルを使うイメージができてきたらどんな色のものがいいか聞いてみます。最初は興味がなかったお子さんの場合も、少しずつランドセルを使うことを意識することで「どんな色が良いか」くらいは決めてくれるようになるはず!
複数の色で迷っている場合も、せめて2色くらいまで絞り込んでおくと選びやすいですよ(*^-^*)
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3色を決めたら予算・機能から3つピックアップしよう
最近のランドセルはオーダーメイドから、CMでよく耳にする定番ブランド、低価格のものなど種類がたくさんあって、色が決まったとしても選択肢はたくさんあります。
その豊富な選択肢の中から、子どもが希望するカラーを取り扱うランドセルを3つほどピックアップしましょう。
ピックアップする前に何を重視するかをリストアップしておくと比較しやすいです↓
ランドセルの比較ポイント
- 予算
- 素材
- 軽さ
- A4フラット対応
- マチ幅
- 耐久性
- 安全機能(反射タイプ、安全フック等)
- 6年間保証
この予算に収めたい、あまり派手じゃないものがいい、軽いものにしてほしい…など親の希望はたくさんありますよね。ただ、子供にランドセルを見せてしまったあとに「これは○○だからダメ」「これは××だからあっちにしておいたら?」と条件を小出しにすると子供は「結局自分が欲しいものはダメなのか…」という不満を抱きます。
色々見せて決めさせたいという思いはあるかもしれませんが、まずは親の方で条件を明確にして「これならOK」というメーカーをピックアップしましょう。その中から子供に選ばせることで、親の予算や希望の機能は満たされますし、子どもも自分で選んだという実感を持てます。
予算別のランドセルメーカー↓
~3万円台
- コクヨ×あんふぁん
- イオン
- ニトリ
- ふわりぃ
- 澤田屋
4~6万円
- ららちゃんランドセル
- ふわりぃ
- イトーヨーカドー
- セイバン
- フィットちゃん
- 中村鞄
- 池田屋
- 萬勇鞄
- キッズアミ
- カバンのフジタ
6万円~7万円以上
- ららちゃんランドセル
- セイバン
- フィットちゃん
- 土屋鞄
- 池田屋
- 神田屋鞄
- 萬勇鞄
- キッズアミ
- カバンのフジタ
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4実際にランドセルを見に行ってみよう
昔とは違いランドセルもネットで買える時代。ネットで調べてそのまま購入するという人も少なくありませんが、実際に背負ってみるのはとても大事です。6年間使うものですし、デザインや色以上に背負い心地は重要!
ネットでしか売っていないランドセルでない限りは、実際に背負ってみるのが一番!
4月に入ってランドセルの販売が開始すると各地で展示会が行われますが、各メーカーの展示場に足を運ぶよりもショッピングモールなどのランドセル特設会場で色々試してみるほうが、親も子供も負担が少ないのでおすすめです(*^-^*)
親が勝手に決めてしまうはなるべく避けよう!
最初は何でも良いと言っていた息子でしたが、実際にランドセルを見に行ったり、ランドセルを意識するようになると本人ならではのこだわりがハッキリと見えてきました。
その様子を見て、「私たち親で勝手に決めなくてよかった」とシミジミと思いました。私たちが良いと思っていたオーダーメイドのメーカーは息子の心に響かなかったですし、やはり本人が心ときめくもの、心躍るものってあるんですよね。
我が家は予算に合う3種類のメーカーから子供に選ばせましたが、自分で選んだというだけあって購入したランドセルが家に届いたときの喜びようはすごかったです。
ランドセルは4月ころから販売を開始するメーカーもあるので「早く買わないと!」と焦ってしまうかもしれませんが、こだわりのランドセルでなければ早々に売り切れることはありません。お子さんにランドセルへの強いこだわりがなくてどんなランドセルがいいかハッキリしない場合は、早い時期に親が決めてしまうのではなく、お子さんが色を決められる程度までは待ってあげるのがおススメです。