楽しい夏休みも終わりに差し掛かり、宿題が終わっていないと、親の方が心配でハラハラしてしまいますよね。特に小学校低学年だと初めて出される大量の宿題に戸惑ってしまうことも。今回は、ドラッグストアや100均、家にあるもので作れる簡単スノードームの作り方をご紹介します。
工作は子どもの意思を尊重しよう
我が子は幼稚園児ですが、夏休み中に工作をして提出するという宿題のようなものがあります。「宿題」と聞くと、私や夫は拒否反応を示すのですが、息子氏は絵を書いたり、段ボールで何かを作ったりというのが大好きなので、長期休み中は自然と作品が出来上がっていきます。
ただ、幼稚園に提出するとなるとサイズ的な問題もあり、その作品たち以外に何か作ったほうがいいかな?と思っていたところ、何かの付録に書いてあったスノードームの作り方に興味を示した息子氏。
「ママ、これ作ってみたい!」というので一緒に作ることにしました。
これが、意外と簡単なのに、できあがりもキレイで息子も満足気だったので、その作り方をご紹介しちゃいます♥
洗濯のりで簡単スノードーム
材料
材料は、基本的に家にあるものや100均、ドラッグストアでそろいます。
- 洗濯のり(PVA)
- 水
- ビンやペットボトル(密閉性のあるもの)
- スノードーム用のラメやビーズ
ペットボトルではちょっと味気ないな…ということで、今回は100均で透明なマグボトルを購入しました。ガラス製のビンでもよかったのですが、落としたら割れそうで怖いので、落としても大丈夫な素材のものにしました。
マグボトルなら、飲み物を持ち歩くように作られているので、密閉性も確保できます。中に入れる飾りは、もともと家にあった貝殻、ビーズの他に100均でシールやラメを購入。ラメは、ネイルグッズのコーナーにありました。家にカラーセロファンがあれば、小さく切ってフレーク状にするのもおすすめ。
ここで注意してほしいのが、使う洗濯のりの種類です。キーピングの洗濯機用のりやデンプンが主成分の天然のりはNG。必ずP.V.A(ポリビニルアルコール)の洗濯のりを使ってください。
ちなみに、我が家が使ったのはカネヨ石鹸のカネヨールという洗濯のりです。
作り方
作り方はとっても簡単かつあっという間。夏休み最終日なのに、工作に手を付けていない!という場合でもすぐにできちゃいます。
1、スノードームのパーツをビンに入れる
いろんな色のラメを用意しましたが、息子が選んだのはこの5色。男の子っぽいというか、クールな印象。
ラメや貝殻、ビーズなどをビン(またはペットボトル)に入れます。これも息子セレクト。
2、容器に洗濯のりを入れる
パーツをビンに入れたら、洗濯のりを入れていきます。パーツは後からでも追加できるので、ラメなどは少な目にしておいた方が無難です(入れすぎると透明感がなくなるので)。
下の写真のように、容器の4分の3くらいまで洗濯のりをいれます。
3、容器に水を入れる
容器の残り4分の1には水を入れます。この時点で、割りばしなどを使ってかき混ぜてみましょう。ラメやパーツが少ないな…と感じたら追加で入れて調整します。
4、フタをしっかりしめて完成!
思い通りの見た目に調整できたらしっかりとフタを閉めて完成です!
ちょっと、ラメが多すぎたかな?という感じですが、息子は「キラキラしてキレイ!」と大満足でした。小学生くらいのお子さんなら、さらに容器の外側にデコレーションを加えたり、女の子ならリボンをプラスしたりして、工夫次第でもっと素敵になりそう♥
完成度が低くてもOK!子どもの努力を否定しないで
私も息子と同じように小さいときは、何かを作るのが大好きで、純粋に楽しく夏休みの工作も作っていたのですが、ある時を境にその楽しさは無くなりました。それは、うちの父親が私の工作を見て言った一言が原因。
「おまえが作ったのは、何がしたいかよくわからんな」
父としては悪気があったわけでは無いでしょうが、幼い私の心はひどく傷つきました。それ以来、工作を作るときは、見栄えや完成度をすごく意識するようになり、楽しいというより苦痛が大きくなったのです。
そんな経験があったからこそ思うのが、「親によるダメ出し」は子どもならではの伸び伸びとした考え方を殺してしまうということ。
楽しく作ったものでも、学校に持って行ってみたら他の子の作品が凄すぎて、親が言う前に子ども自身が「自分のはちょっと微妙かな?」などと考えてしまうこともあります。でも、そこから「次回は自分もこういう作品を作ろう!」という意欲につなげる力を子どもはもっています。ただ、そこに親からのダメ出しが加わると、どうでしょう?自分自信を否定された気分になってしまう子どももいます。
自分が作った作品を否定されるというのは、その作品を考えた自分を否定されたように感じやすいもの。
子どもが楽しく作ったものは、たとえ微妙だと思ったとしても、その作品を作り上げたことや作品に盛り込んだ彼らのアイデアを認めてあげるようにしましょう。
それが彼らの感性を磨き、翌年の工作に取り組む意欲にもつながります。
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